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〈 森林セラピー「一歩進んだ森林浴」とは 〉

 

  森林環境を利用して行う健康の回復、維持・増進を目指す保養活動(森林浴)によって、生理的リラックス効果を求めるもので「一歩進んだ森林浴」のことです。

 

・・・自然環境の緑いっぱいの森に浸り、五感で森の要素を感じとる森林セラピー、快適感・安らぎ・リラックス感が得られ、ストレス状態が緩和することにつながるこの「一歩進んだ森林浴」を、森歩きを通して、多くの人に体感し知ってもらうことを目指しています。 
  森に心が解放されると、心は森を逍遥する。》

 

                          森遊び・シラビソの会  岡安正一

 

 

草津基地ロイヤルコース, サワラの広場     西沢渓谷基地、大地に身を委ねる

 

 

ーNHK 2016年放送「キラーストレス」一部を紹介

 

《 脳研究の最前線に迫る 》

 

**  ワシントン大学:被験者の女性に強烈なスポットライトを煌々と照らし、面倒な暗算をプレッシャーを与えながら行った。高密度脳波計で脳の何処がいつどのように働くか測定された。 赤く表示された場所、それは《大脳辺縁系(古い脳)の中の》「扁桃体」でした。海馬の近くにありアーモンド形をしている、恐怖や不安を感じた時にまず働き始めるストレス対応の【震源地】です。**

 

* 私たちの日常はいつも何かを気にかけ、ストレス状態にありますが、この状態を更に悪化させるものがあります。それは私たちの記憶力・想像力が原因となるマインド・ワンダリングと云われるもの。過去のこと将来のことについて思い煩う心の迷走です。心が現在になく、過ぎたことを思い出し、先のことを心配する。そのたびにストレスになりストレス反応を起こします。

 

 このときストレスホルモンのコルチゾールが過度に放出され続けると、免疫細胞が働かなくなったり、海馬の神経細胞の突起が減少すること等が明らかになっています

 

* ハーバード大学が大規模な行動心理調査を成人2,250人に対し行った結果、成人の47%がこの状態にあることが分かりました。

 この対策の一つにコーピングがあります。音楽を聴く、友人と食事をする、宝くじを買う、木に抱き着く、などの気晴らしを沢山用意しておき、ストレス状態を感じた時に効果があると思うことを行い、また別の気晴らしも併せて行ったり、・・・これを繰り返し、自分を観察しながら意識的に徹底的に一定期間くり返すものです。

 

* ミシガン大学では、先のコーピングを数値化して 心の健康を取り戻した人 の脳を調べたところ、「扁桃体」が活動する時に前頭葉(認知を司る)の一部が強く活動していました。それはストレスを認知しながらコーピングを行ったことで、前頭葉が活性化して「扁桃体」の活動を抑制し、そんなに強く反応しなくていいよとブレーキをかけたと考えられる、とのことです。

 

* 広島大学ではコーピングを点数化して実施した。被験者(うつ予備軍)の一人は「外出が減ってきていたが、いざ公園に出かけてみると予想以上に気分がよくなることに気がつき、繰り返した結果、ストレスをあまり感じなくなり前向き思考になった。」とのこと。 

 

* 専門医に通ってうつを克服したサラリーマンの例:コーピングを継続した。沢山の気晴らしの中に、木に片足をかけ両手で木に抱き着く姿勢。これは心が落ち着いた、とのこと。

 

 

 上記 のコーピングの気晴らしで、木に触れ・緑の景色に触れることで、心が安らぎ気分が前向きになることが語られていましたが、そのことについては、森林セラピーの生理実証実験で、森林ではストレス状態が鎮静化し、心が安らぎリラックス状態になることのデータが得られています。

 

**【《扁桃体》は、外部刺激を不快情報と認知するとストレス反応を開始する震源地で、司令塔である視床下部に、脳下垂体と自律神経を動かすように命令し、それぞれが副腎皮質と副腎髄質にコルチゾール、アドレナリンを放出させて、全身をストレス対応( 闘争か逃走か )に持っていきます。】**

 

 

 

―ストレスを軽減するためにー

 免疫力を高める 心の持ち方と《森のお土産》】

 

以下には、心の持ち方が健康を左右し、物事をポジティブに捉えると免疫力がアップする。  

ストレスを避け免疫力を高めることについてまとめました。  

 PDF 免疫力を高める 心の持ち方 と 《森のお土産》✡.pdf (251965)
 

 

 

ー 自然と人間の、感性を介した同調 ー

 

今では、森林でのフィールド実験が積み重ねられ、[人間の五感]が{鳥の声、せせらぎの音、樹木や土の香り、樹皮の感触、揺れ動き・木漏れ日に光る葉、樹間をぬける風、キノコに食べられ土に還る樹木}など、さまざまな[森の要素]を感知して、森と同調したときの心地よさ、生理的変化のデータが多数蓄積しています。

 

 ★ 以下のPDFは  自然と人間の、感性を介した同調 (生理的変化) の詳細について、平23年7月に作成した資料です(30年6月に改訂しました)。  ご覧ください。

PDF: ※  自然と人間の感性を介した同調 快適性の測定(生理的評価)  ③ 2018.7.2 .pdf (198899)

 

 

ー 森の緑は目の薬、心の薬です ー

 

森林浴、森林療法、森林セラピーは、森との関わり方が少しづつ異なるように思います。 しかし、人間が森の緑を見て触れて浸ることで、心地よい快適感が得られることにおいてはみな同じです。すべては、人間が森の緑と触れあい関わることの結果です。 
 ・・・ここで、森林療法について、「セルフカウンセリング」という手法があります。 森に触れ森に溶け込んだことによる、自分の気持ちの変化が明瞭に見てとれることになる、とても優れたものだと思っています。 

 

 

     群馬県・沼田のブナ林          長野県・信濃町、雲に隠れた黒姫山

 

 

  [ ・・・現代医療に対し、森林セラピーなどは、生体が本来持っている自然治癒力を復活させ、・・ていくことをねらう。これは自然の刺激に生体が反応し、適応していく過程でからだの諸機能が変調し、同時に生体防御能力も強化されてゆくものだ。・・私たちが森林セラピーに期待を寄せるのは、こういった生体の特性に注目しているからである。]     
  引用:森林医学「朝倉書店」・364頁、平野秀樹

 

 

 森に入って得られる心地よさの生理的変化は、センサーである五感が捉えた森の情報を、懐かしく心地よい快感情報だと心(脳)が判断し、ホルモンなどを使って生体に指示を出した結果なのでしょう。.....《岡安》】
  参考: 驚異の小宇宙・人体Ⅱ,別巻「ビジュアル・脳と心のデータブック」
             日本放送出版協会

 

〈 人間の心身は自然環境対応用にできている 〉

 

☆ 人間は遥かな昔に森に生まれ森に生きてきましたが、都市化・人工化の世界に暮らしてからまだ300年にもなっていません。従って人間の心身の全てはいまだ自然環境対応用だといわれています。 それ故に、日常世界の刺激によってストレス状態になってしまうのは当然なのでしょう。
 しかし私たちの五感が非日常世界の森の要素を捉え、それが清々しく心地よい快適な情報だと認識すると、ストレスの状態が緩和していきます。.....《岡安》
 
 [ 日本生理人類学会の佐藤会長は、著書の中で{人間が人間になってからの500万年の間、人間が生活してきたのは自然環境でした。.....太古の野生の森や草原に生きた脳をもって、私たちは今日、都市生活を営んでいるのです。.....}と述べています。 ]
   引用:木と森の快適さを科学する(宮崎良文・著) 

   リンク集

NPO.森林セラピーソサエティ       https://www.fo-society.jp/

NPO.森林セラピーソサエティ 

     ホーム・フェイスブック  facebook.com/Foresttherapy 

草津森林療法協議会       https://ecotourism.or.jp/kusatsu-fo/

西沢渓谷森林セラピー基地  www.city.yamanashi.yamanashi.jp/sight/attract/therapy/2013-0617-0951-52.html

山梨市観光協会・公式サイト  www.yamanashishi-kankou.com/activity-therapy/ 

日本森林保健学会        forest-and-human-health.jp/     

黒姫高原ペンション アルム  www6.plala.or.jp/alm-jph/ 

         (信濃町)

保健農園ホテル フフ山梨        https://fufuyamanashi.jp/

狭山市ポータル・サイト

「さやまルシェ」イベント情報  sayama-portal.jp/event/00000144965/

 

   

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