『お知らせ』
 

1.  [ 森林セラピーの舞台は森 ]  
    森林セラピーは、 森の、緑の、自然環境の中で実施するので{ 森林・セラピー}と云いますが、そのとき、私たちを取り巻く全てのものがセラピーの舞台を彩る要素となり、五感がフル活動し、その情報に基づいて判断されたことに伴う生理的反応が生じてきます。
   そのとき五感が捉えたものは、特に変化がないように見える森の表面の表情でした。 しかし森の中の世界を覗いてみると、森は菌類(キノコ)たちによって支配され長い時間をかけて変化させられています。
 
   例えば樹木たちは、傷を負ったり高齢になり弱ってくると、菌類(キノコ)たちの侵入を防ぐことはできません。長い時間をかけて木の中を食べて糸状の菌糸を充分に成長させた菌類(キノコ)は、胞子を飛ばすために樹皮を破って、よく見かけるキノコ(子実体)を出現させます。                                                                   
    つまり、キノコ(子実体)が樹皮に幾つもついている樹木はもう助かりません。 やがて大きな老木たちは台風などの強風を受けて倒壊し、そこにぽっかりと広い空間(ギャップ)ができ、この時を待っていた若木たちが太陽を求めて一斉に伸びていき、森はダイナミックに変化していきます。そんな状況に出合ったとき、人間世界を越えた森の雄大な時間世界があることを知らされます。
 森林セラピーは、そのような緑の森・自然環境が舞台なのです。
  (以下の写真は群馬県・玉原のブナ平、樹齢約300年のブナの枯死木です。)
   

         

 上部は既に倒壊していたが(後部に落下)、この秋ツキヨタケに最後の止めを

 刺されて長い命が尽き、その後森の管理者によって伐採されました。

 

 

2.  だいぶ期間が開きましたが2019年12月に、一歩進んだ森林浴(森林セラピー)のプチ体験会を近くの市営公園で行います。緑の自然環境に触れること、そこで深くゆっくりとした腹式呼吸をすること、で高ぶっている気持ちが鎮まってきます。イベント情報覧をご覧いただきご参加ください。
 
3.  ストレスを避け軽減する為に、〖免疫力を高める 心の持ち方と「気功」〗を、メインぺージにのせました。森林セラピーについて以前から思っていた、「森の要素を五感と感性を介して快情報と認知すること」と、「呼吸法の重要さ」についてまとめたものです。ぜひご覧ください。
 
4. 『森からの便り』の中に 樹木の生きる場所・② ダケカンバ(知床半島、野付半島)を載せました。これは2009年の10月末から北海道の道東に、低地や海抜0mに棲んでいるダケカンバを探しに行った時の様子を記したものです。本州中部域では森林限界から高山帯にまで入り込んでいるダケカンバが、道東では海抜0mに大勢が生きていました。ご覧ください。

 

   野付半島、潮の引いたナラワラを森に向う  散策会に飛び入り参加した 

 

                  

   野付半島、海抜 0mのナラワラの森   ここにダケカンバが棲んでいる 

 

 

          知床峠 近くのダケカンバ

 

5.メインページの〈 自然と人間の、感性を介した同調 〉欄にリラックス時の
  生理的評価・「快適性の測定」 のPDFを載せました。ぜひご覧ください。
 
 
6.イベント、森林セラピー「一歩進んだ森林浴」の説明会(座学)とプチ体験は、平静30年4月から実施場所を智光山公園を中心に、上赤坂公園の研修室と隣接する森、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」なども随時使って実施しています。 以前に参加いただいた皆様 新たな森においでください、お待ちしています。

            

       上赤坂の森(さいたまトラスト9号地) 散策路